第二回 ラグビーって結構面白いもんだ (令和元年10月7日)

 ラグビーのワールドカップが日本で開催されています。日本代表チームの活躍もあって、日本中が沸き立っています。私も今までラブビーに特に関心があったわけではありませんが、チームビルディングの観点から少し気づいたことがあります。

 今のような変革の大きい時代に、会社の目的をスポーツ競技に例えて、どんなチームを作るべきかと論じている書物なんかが目に止まっていました。どの書物かは忘れましたが、チームとして、①柔道団体戦型、②駅伝型、③野球型、④サッカー型に分類し、変化の大きな状況ではサッカー型のチームが生き残ると解説しています。
 ①②は、競技全体を通じて大きく状況が変わることはなく、個人の力量が大きくものを言います。気合は掛け合うにしても、チームとして助け合うのも限定的です。
 ③は攻撃と守備が入れ替わりはしますが、味方が攻撃中に相手に得点されることはなく、状況変化が大きい競技ではありません。
 しかし、④では攻守の入れ替わりが激しく、状況は目まぐるしく変わります。これが、今のような変化の時代と似ていて、効率的に課題に立ち向かう組織にはサッカー型のチーム作りが必要だとの結論になっているようです。

 サッカーではある程度役割分担は決まっていますが、守るのはディフェンスとキーパーだけではありません。攻撃もフォワード、ミッドフィルダーだけがするのではありません。特殊な場面ではゴールキーパーが相手ゴール前まで行って得点する場面も見たことがあります。サッカーでは、それぞれが役割を果たしながら臨機応変にその場の判断でゴールを狙うチームでないと勝てません。個人の力量を上げていくことと同時に、チーム内での連携、意思疎通がうまく行くようにチームを作り上げていくことが必要なようです。

 次に試合中のチームと監督の関係を見てみましょう。
 ①では、監督は試合場のすぐ横にいて、絶えず声をかけています。激励なのか、指示なのか、選手は絶えずその声を聞いて闘っています。
 ②も、箱根駅伝なんかではすぐ後ろの伴走車から声をかけます。しかも、拡声器を使って(笑)。
 ③はベンチ内に監督がいて、声だけではなく、一球毎にサインを送ります。このように①②③では、試合の流れに監督が大きくかかわってきます。
 ④のサッカーでも、監督はフィールド横にいて、大きな声で指示を出していますが、広いフィールド全体に行きわたるのは難しいでしょう。というか、攻守の入れ替わりが激しい競技ゆえ、試合中は選手同士の意思疎通の出来具合によって結果が大きく左右されます。サッカーではいざ試合が始まると、監督の声は届きにくく、選手同士がうまく連携とれるチームが良い結果を残せるのでしょう。競技中の選手と監督の距離が離れるほど、時代にマッチしたチームが出来上がるということでしょうか。

 で、ラグビーを見て見ると、特に日本代表の試合を見ていると、選手の動きが実に連動的で美しいとまで感じてしまいます。状況の変化が実に大きく、しかも、どっちに転ぶか分からないボールで試合しているのに、その場その場で誰がどう動くかが前もって計算されているような動き。ボールを相手陣地の奥深くに置くだけのために、相手選手に突進してただ潰れるだけの人もいる。見ているほうは面白いけど、考えると変なスポーツです。でも、選手同士の連携という意味では、サッカーよりももっと進化したチーム作りが必要なのかも知れません。そして、監督はどこにと見渡すとフィールドの傍には監督が見当たりません。なんと、スタンドで観客と一緒に観戦しているではないですか。他のスポーツよりも更に距離が離れてるわけです。
 チームを連携させるために、何にもやってないとは思いませんが、試合になったら、すべて選手に託す、信じて待つ。監督は試合中にはなんにもしない、出来ない。試合中に監督からの指示が無い(状況変化が大きくて、指示が出来ない)から、個々の選手がより深く考え、自然と選手同士が連携出来るチームでないと試合に勝てない。自立と協調を促すチーム作りがポイントなんでしょう。

 これからの組織・チーム作りはこれかな、サッカー型でももう古い、これからはラグビー型のチーム作りで、変革の時代を乗り切るべきか・・・・思案中

                                             2019/10/7 脇谷雅行

「第一回 紫光技研に関心を寄せて下さっている皆様に(令和元年6月27 日)

私は、(株)紫光技研の脇谷雅行(わきたにまさゆき)です。本年1月に弊社は株式会社
になり、それを機に社長に就任しました。生意気な技術者として最初の還暦を迎え、
第二の還暦を目指して(ちょっと欲張りかな)いるところです。経歴等は次回以降にお
いおいと。

このコラムは、「紫光技研がどんな会社で何を目指しているのか?」を、お客様に
限らず、弊社に関心を寄せて頂いている方々にお伝えしようと思いつきました。特に
どんな人間が関わっているのかを中心にお伝えしたいと考えています。今後、お時間
のある方は、つかの間の一服ぐらいの気持ちで目を通していただけると幸いです。

なお、私の本音を私の言葉で表させて頂きますので、内容や表現で至らぬところに
お気づきの方は遠慮なくご意見下さい。第二の還暦を目指す人生では"謙虚さ"を大
事にすべきだと思っていますので、横柄、横着、失礼、見識違い等をご指摘頂けれ
ば、なんとか性根を正していきたいと思います(笑)。では次回に続けます。

(株)紫光技研 脇谷雅行
ご意見は、info@shiko-tec.co.jp